interview

ポルト・ボヌール/粕谷晏理さん

形式にこだわらないとことん自由なセラピスト

自営業をされていた晏理さんの親御さん。
生活のアップダウンを目の当たりに育ってきたこともあり、ご自身で事業をするとか、独立して何か、とか、全くイメージがなかったそうです。

ポルト・ボヌール・粕谷晏理

この笑顔、うふふ、と可愛らしく声に出して笑う感じからは想像もつかない晏理さんの仕事論、セラピスト論

「旦那さん、サラリーマン最高!って思ってたんです。うふふ。」
うふふ、って!(笑)

なのに、出逢ってしまった彼(パートナーの泰暉さん)は、当時は会社員でありながらも、とにかく自立した仕事を希望していた人。
自分が止められるのはイヤだから、反対こそしなかったけれど、と前置きをしつつ。
彼がいろんな勉強会に頻繁に出向いていく彼にくっついて、道中の往復時間=デート、なんて、ちょっとなぁ…とか思ってました、と笑う晏理さん。

しかしながら、結婚してもその状態は続き、結局何かを成し得たわけでもなく、ひたすら「セミナー貧乏」だった泰暉さんに対して、

いつになったら形になるの?
会社員じゃダメなの?
そっちの方があなたにとっていいんじゃないの?
と、次々に疑問が浮かんできた晏理さんがそのうちたどり着いたのは…

「あれ?もしかしたら私の方が何か身につけたら稼げるんじゃないの?って思えてきちゃて(笑)
どの占い師さんにも、どの占い師さんにも、お金に困ることはないって言われて、
金運がいいって言われたんで。役割を変えちゃったらいいんじゃな~い?って。うふふ。」

「絶対安定」、自分自身もゆるゆると過ごす人生だったはずが、徐々に何か自分で…と思いはじめた頃、転機が。
知人の女性(晏理さんの言葉を借りると「おばさま♡」)が、情報をもたらしてくれたのだ。

「お顔のたるみを解消してくれるスゴい先生が、豊橋にくるよ!」と。

何か、想いがあったわけでも、確信があったわけでもなくて、「受けてみようかな、誘われたし…」と軽い気持ちで。
実際、受けてみても、特に感動したとか、変化を感じたわけでもなく、先生が「続けるとこうなるよ」って示してくれる写真に、おおお!って思ったくらい。

「それよりも何に惹かれた、って、その先生の際立ち方!!
イッちゃってる人、カリスマ先生ってこういう感じなのか~!とか、そっちの方に興味がめっちゃ出ちゃって(笑)」

その後、先生に逢うために、半年くらいかけて、東京まで行ったり、おばさまの力を借りて先生を地元に呼びつつ過ごすことに。

「そのカリスマ先生のいう専門用語はさっぱり理解不能で、教え方も体系づけられているわけじゃないし、よくわかんないけど、でも、確かに自分の変化を体感するようになればなるほど、どんどん面白くなって来ちゃった!」

細かい理屈は全然教えてはもらえなくとも、その都度、自分で納得できるように、どうしてだろう?なんでだろう?これはどういうことだろう?を独学でも学び続けたそうです。

「ゆる~~い中で感覚で得ていくものじゃなかったら、逆に続かなかったかも。
なんで教えてくれないの?って思いつつも、
誰に教わるか、って考えた時に、型破りで、クレイジーな人だったからこそよかった。
キャラも、技術も。」

その後サロンオープンをして現在まで、何かを学びに行っても、ほぼ、その師になる人は
「ザ・感覚」な人たちを結果として選んでいるとのこと。

だからこそ、何かに縛られることなく、どんどんいろんな知識や経験が、紐づけられて、広がりを持ち、クライアントに提供する中で、より深く、より進化変容している。

「最近思うのは、メニューって必要なのかなって。
だって、あそこがここが、どのメニューが、お客様の方が悩まなくていいですよ、って思っちゃう。
触れば全部わかるから、って言ってあげたい。
とりあえず、その体、触らせて♡って。うふふ。」

ポルト・ボヌール・粕谷晏理

施術する側だけではなく、クライアントさんにもハッキリと体感できる「結果」。心地よさ、という言葉だけでは終わらない。

晏理さんの言葉は続く。
「ここをこうしたい、ああしたい…
だって、その先の一番の目的は、『人生を楽しく過ごすために』でしょ?
ならば、私がそれ、解決するもん。
触ればわかることだらけ♡」

メニューからも時間からも解き放たれたい晏理さんは、
「まず触らせて♡(このハートマークがついた言い方は、彼女を知る人は全員納得する言い方)」
それは、頭蓋から、顔の全ての表面から、足の先まで。

私がされてイヤなことはしない、という強い意思もあって、痛かったり、汗だくになったり、というものではなく、不思議なほど夢見心地な時間。

なのに、終わった後のクライアントの第一声「はぁ…気持ちよかった…(吐息)、または「うわー、変わってる!」がほとんど。
その技術の「確かさ」を物語っている。
長く通われているクライアントさんは、全てを委ねるのが一番と、「さあ、今日は何してくれるの?」っていう状態なのだそうです。

とことん自由なセラピスト。
これからも、どんどん人の体と心に触れて、その人が軽やかに笑える日を共に創っていくのが目に見えます。

(文章中の状況などは、取材時のものとなります)

SideB/竹下育子取材後記

ポルト・ボヌール・粕谷晏理

ふわふわした見た目からは想像できないような切れ味のいい太刀のような言葉が出てくる。パートナーである泰暉さんとのコンビネーションが秀逸。

実は、同じタイミングで、パートナーの粕谷泰暉さんの取材もさせていただきました。
お二人のコンビネーションの主導権は、もっぱら晏理さん。

「だから?」
「うーん、それは要らない。」
「え。言ってること、ワカンナイ。」

柔らかく、甘めのルックスと、優しい口調ながらも次々に繰り出される、切れ味鋭すぎる言葉に、つい「そ、そんなにスパッと言って、だ、だ、大丈夫??」と思ったことも何度か(笑)
時になだめつつ、時にオロオロしながらの泰暉さんの姿に、つい、話をすることを止めて、二人のやりとりを眺めてしまった、みたいなシーンも。

直感で動く晏理さんと、何事も段取りと、ロジカルな組み立てがあって納得する泰暉さん。
この組み合わせは、それはそれは、ハタから見ると全然噛み合っていない時もあって、実は、それはハタから見ただけでなく、実際も噛み合っていないことも多い(笑)、ということもお二人のお話からわかって、面白くて仕方ありませんでした。

だけど、それは、ただ単に、「言いたい放題の妻」と「受け止める夫」というわかりやすい図式が面白かった訳ではなく!
相手への絶対信頼と、この人ならどんな球でも受け止められるだろう、という安心感がなかったら、ありえない状況なんだってことが面白かったんです。

仕事へのこだわりも、言葉より感覚で、という晏理さん。
だからこそ、泰暉さんとの間に流れる、この絶妙な二人のバランスが、「ポルト・ボヌール」というサロンと、粕谷晏理というブランドを作り上げているんだろうな、と、不思議な感覚になりました。

そして、スパッと切れ味のいい状態は、彼女の生き様でもあり。

「私、誰からでも、どんな相手でも、喧嘩売られると、それ以上にして返したくなっちゃう。すぐ臨戦態勢に入れちゃうし、お?やるか?ってファイティングポーズとっちゃうし、相手が再起不能になるまで徹底的にやりあっちゃう♡」

ハートマーク付きの可愛らしい声のトーンでそれ、言う??(笑)

「えーっと、そんなふわふわとした柔らかい物腰と笑顔からは想像もできないほどの、そんな鋭い言葉、若干ドキドキしてしまう!!」取材前はそう思っていた私でしたが、今は全くそうは思いません。

だって、その強さこそが、晏理さんを守る強さでもあることがわかったから。
ツインソウルってこういうことを言うんじゃないか、って思えるほどの二人の関係性の秘密。

ぜひ、晏理さんのエピソードだけでなく、合わせて泰暉さんのエピソードも読んでいただきたいなと思う次第です。

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